かたちを ためす STEMえほん
ぺらぺらの はしと おやつの むこうがわ
きつねの コンと、うさぎの ミミの ちいさな はしづくり。



おなじ かみ。ちがう かたち。
01 / 1601 / あめの ひ
おへやで、ピクニック。
そとは ざあざあ、あめの おと。 コンは つくえに、あおい ぬのを ひろげました。 「ここは かわ。むこうは、おやつの しま!」 ミミは しまに、クッキーの かごを おきました。



ざあ ざあ。おへやに かわが できました。
02 / 1602 / わたりたい
ぴょん、は なしね。
「ぼくの ゆびにんぎょうも、つれていこう」 コンの にんぎょうは、ぴょんと とべません。 「じゃあ、はしを かけようよ」 ミミが しろい かみを、いちまい もってきました。



きょうの やくそく:にんぎょうは、はしで わたる。
03 / 1603 / つくって みる
ぺらん。これで どう?
かわの りょうがわに、おなじ たかさの ほん。 その あいだに、かみを いちまい。 「できた!」 にんぎょうを まんなかに のせると……



まだ めくらずに。どうなると おもう?
04 / 1604 / あれれ
へにゃん。
はしが しずんで、にんぎょうが ころん。 「かみじゃ、だめなのかな」 コンの みみも、しゅん。 ミミは かみを ひろって、そっと のばしました。


やぶれては いない。でも、まんなかが まがった。
05 / 1605 / みつけた
だめ、の なかに ヒント。
「ぜんぶが だめ、じゃないよ」 ミミが、ほんの うえを ゆびさしました。 「はしの はしっこは、ささえられてる。 まんなかが、もっと まがりにくければ……」



どこが かわった? どこは そのまま?
06 / 1606 / かたちを かえる
おると、どうなる?
ミミは、べつの おなじ かみを とりました。 ながい ふちを、りょうがわ とも うえに おります。 「みぞ みたいな はし!」 コンが、その なかを のぞきこみました。



かみを ふやさず、かたちを かえてみる。
07 / 1607 / よそう
きみは、どっち?
「おった はしなら、わたれると おもう」 「でも、さっきより ほそく なったよ?」 ふたりは、かおを みあわせました。 「よし。おなじ やりかたで、くらべよう!」



こたえは まだ。そう おもった わけも、はなしてみよう。
08 / 1608 / くらべる じゅんび
かえるのは、おりかた。
かみの しゅるいも、おる まえの おおきさも おなじ。 ほんの あいだも、おもりも おなじ。 おもりには、おなじ けしゴムを つかいます。 まんなかに、ひとつずつ。そっと、そっと。



おる・おらない。それ いがいは、そろえよう。
09 / 1609 / ためしたら
いち。に。さん。
まっすぐな かみは、ふたつめで くにゃり。 おった かみは、みっつ のせても もちました。 「いちこと、さんこ。にこ ちがう!」 コンは わすれないように、かきとめました。



この おはなしでの けっか:おらない 1こ / おる 3こまで かくにん
10 / 1610 / できた、の まえに
はしっこも、だいじ。
いよいよ、にんぎょうの ばん。 でも、はしが ずれて、かたほうが おちそう! 「あっ。ほんに のる ところが すくなかった」 ふたりは、りょうはしが しっかり のるように おきなおしました。



じょうぶさだけでなく、おきかたも たしかめよう。
11 / 1611 / わたれた
とことこ。とことこ。
コンが、にんぎょうを そっと すすめます。 ミミは はしを、じっと みています。 とことこ。とことこ。……とうちゃく! 「おやつの しまへ、ようこそ!」



ちいさな はしを、ちいさな いっぽで。
12 / 1612 / あたらしい め
ぺらぺらにも、できること。
クッキーを たべながら、コンが いいました。 「かみは おなじでも、かたちで かわるんだね」 ミミは、まどの そとを ゆびさします。 「あめ、やんだよ。ほんものの はしも、みてみたいね」



おしまい。つぎの「どうして?」は、きみの そばに。
13 / 16やってみよう / おとなと いっしょに
きみの かみの はし
ようい:おなじ かみ 2まい、おなじ たかさの ほん 2さつ、 おなじ けしゴムを いくつか、えんぴつ。



- つくえの うえに ほんを はなし、かみの りょうはしが しっかり のる あいだに おく。ほんの ばしょを おぼえておく。
- 1まいは そのまま。もう1まいは、ながい ふちを りょうがわとも おなじ はばで うえに おる。ながい おりめが、ほんから ほんへ むかうように おく。
- それぞれの まんなかに、おなじ けしゴムを ひとつずつ、どうように のせる。おおきく たわむ・おもりが おちる、その まえまでの かずを かく。
にんげんや ペットが のる はしでは ありません。
14 / 16しらべよう / くらべる・かぞえる・つくりなおす
ちがう けっかも、はっけん。
おはなしと おなじ かずに ならなくても、だいじょうぶ。 かみの あつさや、ほんの あいだで かわります。 おもりが たりなければ「ここまで のった」と かこう。



| はしの かたち | よそう | ためした けっか |
|---|---|---|
| おらない | こ | こ |
| おる | こ | こ |
おとなへ:机の上で、軽い物だけを使ってください。小さな物を口に入れないよう見守り、崩れたら止めます。紙の端にも気をつけて。傷んだ紙は交換し、同じ条件で何度か確かめると、結果のばらつきにも気づけます。
つぎは なにを かえる? ひとつ きめて、また ためそう。
15 / 16おとなの かたへ / 奥付
「できない」を、しらべる。
紙を折って断面に高さをつくると、平らなままの紙より曲がりにくくできることがあります。材料が別物になったのではなく、形によって曲がりにくさが変わるのです。支える間隔や、折り目の向き、重りの置き方でも結果は変わります。



本書の「1こ・3こ」は物語上の例で、実測値や耐荷重の保証ではありません。折った橋が支えられる最大の数は、この物語では調べていません。実際の橋には、材料や接合部、安全性など、さらに多くの設計が必要です。
5〜8歳向け・読み聞かせ約10分。観察と予想(科学)、道具の活用(技術)、試作と改善(工学)、個数と差の比較(数学)を一つの物語にしました。途中の問いは正解を急がず、子どもの理由を聞くきっかけに。
文・構成:Codex(Astra)/2026年9月
絵:Twemoji v14.0.2 © Twitter, Inc and other contributors
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ぺらぺらの はしと おやつの むこうがわ
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